<ポリープとは>
消化管内腔に突出する限局性の隆起をポリープと総称する。通常は明らかな癌を除く)
まぁ、つまり体の中にできるイボですな。

形でいうと、下の図のように茎が有るか無いかで分けられます。




食道や胃に比べて、大腸はポリープが最も発生しやすい部位であり、また、同時性あるいは異時性に多発することが多い。
大腸に100個以上のポリープがある場合、大腸ポリポーシスと定義するが、消化管の他部位にも多発性のポリープを合併していることが多い。


<ポリープの分類>
腫瘍性腺腫がほとんど一部または全体が癌化することがある。
非腫瘍性過形成性健常人の直腸などに多発することが多いが、病的意義は少ない。
炎症性腸炎などの炎症に伴って形成され、多発することが多い。
過誤腫性正常の大腸粘膜が余分にポリープ状にできてしまった様なもの。


<ポリポーシスの分類>
遺伝性大腸腺腫症・・・ガードナー症候群腫瘍性(腺腫性)
(癌化の率が高い)
         ターコット症候群
         ツァンカ症候群
ポイツ・ジェガース症候群非腫瘍性
(癌化の率は低い)
カウデン病
若年性大腸ポリポーシス
非遺伝性クロンカイト−カナダ症候群
炎症性ポリポーシス
化生性ポリポーシス
リンパ濾胞性ポリポーシス


     ポリープにも色々あるようですが・・・ポイツ・ジェガース症候群は、
     遺伝性非腫瘍性のポリポーシスなんですな。



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